不動産の購入において、売買契約から物件の引渡しを受けるまでの
手続きの流れをご説明します。
売買契約
購入する不動産が決まったら、購入申込書を不動産会社経由で売主に提出します。
購入物件の価格・引渡し時期・その他の条件交渉が売主と折り合ったら
売主・買主間で不動産売買契約を締結します。
不動産売買契約の際は、不動産会社の宅地建物取引士より重要事項の説明を受け、
不動産売買契約書に署名・捺印を行います。
・運転免許証等の身分証明書(本人確認に必要)
・印鑑(契約書に捺印するのは認印でも可)
・手付金(売買代金の一部として契約締結時に売主へ支払う)
・印紙(売買代金の金額により貼付する印紙代が異なります)
住宅ローンの申込
不動産売買契約を締結したら、住宅ローンの正式申込を行います。
売買契約前に事前審査(仮審査)を行っている場合は、すぐに正式申込を行いますが、
審査結果の確認が早い為、仮審査から行うことが多いです。
事前審査が1日~3日程度、正式審査が約1週間程度で審査結果が出ます。
・免許証等の身分証明書の写し(本人確認用)
・健康保険証(勤務先等の名称や勤務開始日の確認の為)
・源泉徴収票(直近1年分 ※フラット35などの場合は直近2年分)
・住民票(家族全員記載・本籍省略・続柄記載)※必要枚数は銀行による。
・印鑑証明書 ※不要な場合も有り。必要枚数は銀行による。
・課税証明書 (直近1年分・フラット35などの場合は直近2年分)
※自営業者の場合は納税証明書、会社代表者や役員の場合は決算書などが必要な場合があります。詳しくは金融機関にご確認ください。
・その他のお借入れ(車のローン・キャッシング・分割払い・リボ払い等)がある場合は返済予定表などの明細
現地立会い
新築住宅を購入した場合、物件の引渡し前に現地で立会いを行います。
立会いの際は、傷や汚れ、建物の不具合等の最終確認と、
設備の使用方法などの説明を受け、隣地との境界確認などを行います。
立会いの際に発見された傷や汚れ、不具合等は引渡しまでに売主が補修し、
買主に引渡しされます。
金銭消費貸借契約(ローン契約)
引渡の前に、金融機関と住宅ローンを借入する契約(金銭消費貸借契約)を
締結します。
・運転免許証等の身分証明書
・実印
・金融機関の通帳、通帳の届出印など
・収入印紙 金銭消費貸借契約書に貼付 ※金額等は銀行にご確認ください。
・売買契約書・重要事項説明書等の原本 ※銀行によっては必要
・住民票(家族全員記載・本籍省略・続柄記載)
・印鑑証明書
※住民票と印鑑証明書の必要枚数は銀行にご確認ください。新住所に変更後のもので手続きを行うと、後々に住所変更登記を行わずに済みます。詳しくは銀行や不動産会社にお尋ねください。
・その他金融機関より依頼された書類など
残金決済・引き渡し
売主・買主・不動産会社・司法書士の4者が集まり、
残代金の支払いや登記手続き、鍵の引渡しを行います。
通常は買主が融資を受ける銀行で行いますが、
ネット銀行やフラット35などを利用の場合、
買主の希望する場所で残金決済を行ったりします。
決済時に売主へ残代金や固定資産税・都市計画税等の日割清算金などを支払います。
また、仲介業者へ手数料の支払いや司法書士へ登記費用の支払い、
火災保険料の支払いなど諸費用の支払い手続きを行います。
登記の委任状を署名・捺印し司法書士へ渡します。
売主から新居の鍵の引渡しを受け、残金決済が完了します。
引越し
残金決済を終えて、鍵の引渡しを受けらたら新居へ引越しが可能となります。
電気・水道などの利用開始の連絡や、
ガスは立会い開栓となる為、事前の連絡が必要となります。
新住所への郵便物転送届けも郵便局で忘れずに行いましょう。
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