立会いとは
新築一戸建て、又は新築マンションを購入した場合、
建物完成後、引渡し前に物件現地で売主・買主・仲介業者が集まり、
物件の最終確認として立会い(オーナーチェック)が行われます。
立会いの時に建物の傷や汚れ、不具合等を売主の業者に指摘し、
引渡しまでに補修を行ってもらいます。
また、新築戸建の場合、隣地との境界の確認を行ったり、
建物設備の使用方法の説明を受けたりします。
今回は、立会いの際によく発見される傷や汚れ、不具合などを紹介し
実際の立会い時に注意してチェックしたいポイントをお伝えします。
傷・汚れのチェック
新築物件とはいえ建物は人の手で建築されています。
その為、建築途中で着いた細かな傷や汚れが見つかります。
特に、建物完成後に販売中だった建売住宅では、
室内をたくさんの方が内覧しているため、
内覧に伴う傷や汚れがある場合もあります。
傷・汚れのチェックは立会い時に指摘した箇所が補修対象となり、
引渡後に新たに発見しても補修は受けられません。
なぜなら、引越しの際に付いた傷・汚れと区別が付けられないからです。
その為、立会い時には特に傷・汚れは見落とさないように注意しましょう。
それでは傷や汚れで良く発見されるパターンを見ていきましょう。
クロス(壁紙)の傷・汚れ
クロス(壁紙)は建築工事中に職人さんが道具をぶつけてしまって
傷や汚れがつくことがあります。
クロスに物がぶつかるとクロスに汚れが付着します。
特に人の通行が多い廊下部分や階段部分などに汚れが着いている事が多いです。
雑巾で簡単に落ちる汚れがほとんどですが、
中にはボールペンなどがぶつかった汚れなどもあります。
立会い時には、天井・壁のクロス全てを注意深く見て、傷や汚れが無いか確認しましょう。
床の傷・汚れ
床(フローリング)には、傷や汚れがある場合があります。
目線を落とし、隅々まで床をチェックしましょう。
サッシの傷
サッシ(窓ガラスの枠部分)にも傷が着いていることがあります。
全てのサッシを注意深く確認しましょう。
建具の傷
建具(ドア・ドアの枠・収納の扉・サッシの木枠)なども傷や汚れがある場合があります。近づいて傷や汚れがないか念入りに確認しましょう。
外壁の傷・汚れ
外壁の傷や汚れがある場合がありますので、注意深く見ましょう。
仕上がりの状態
クロス(壁紙)の仕上がり
クロスの仕上がり状態の指摘箇所で最も多いのが、入隅部分のクロスの隙間です。
クロスとクロスの隙間部分が開いている場合があり、このままの状態ですと
クロスの剥がれにつながりますので、コークボンドで隙間を埋めてもらいます。
クロスの継ぎ目が開いている事があります。
こちらもコークボンドで補修してもらいます。
クロスによれが出来てしわになっている場合があります。
こちらも補修の対象となります。
不具合
サッシ開閉の不具合
サッシは開閉の際に重くないか、異音がしないかなどを確認します。
全ての窓を開閉してみて異常がないか確認しましょう。
建具の不具合
建具の取付に不具合が無いか確認しましょう。必ず開閉の動作を行ってください。
上の写真の場合、収納の扉の取付に不具合あり、収納扉が閉まっているときに大きく隙間が空いています。
ドアの開閉に不具合が無いかも確認しましょう。
ドアの開閉時に異音がしないか。またドアを閉めたときにロックがかかるか。
ドアを閉めている状態で動かしたときに遊びが大きすぎないかなど確認しましょう。
ドアが壁に当たらないようにマグネット式のドアストッパーが設置されている事が多いです。このドアストッパーのマグネットがうまく作動しない事がよくあります。すべてのドアを最大まで開いてみてドアストッパーの動きを確認しましょう。
まとめ
新築物件購入の立会い時の確認ポイントなど良くある傷や不具合について説明しました。
上記チェックポイントの部分について、立会いの際に時間をかけてじっくりと確認することをお勧めします。
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